〜2007年4月14日 伊那市合併一周年記念 故郷大使委嘱式〜

(写真はそのうちアップさせていただきます)

伊那市も合併し、一年が過ぎました。

そんな中、全国から市にゆかりのある人々を故郷大使に任命し、全国に伊那市 のPRを行う目的で「故郷大使委嘱式」が行われ、式の開会に先立ち天山のコンサ ートが行われました。演奏曲の最後に「どんぐりの行進」を高遠小学校コーラス 部の元気な子供達と熱唱し、会場に集まった観客の皆さんも手元の歌詞を見なが ら歌って会場中の暖かな雰囲気の中、コンサートは無事終了しました。

演奏はギター・シンセサーザー・二胡・ティンウイッスル・タイの笛を天山が 演奏し、スタインウェイの生ピアノとデジタルピアノと歌を山内雅子さんが演奏 しました。

写真や映像がないので伝えられないのが残念ですが、「1.水の一滴〜故郷へ帰 りたい」と「4.桜守の詩」は演奏者二人の間に、12畳ほどの大きなスクリーンを 設置し、「1.水の一滴〜故郷へ帰りたい」は三峰川最上流の水の一滴の写真から 始まり、川の流れや滝の動画に合わせて演奏をし、その川が故郷を潤しながら流 れていく様を川で遊ぶ子供達や茅葺きの家や立派な大木や人々の暮らしを写し、 最後には故郷の象徴である南アルプスの仙丈ヶ岳の空撮など(長谷ケーブルテレ ビジョン様のご協力による)が音楽とピッタリ合って演奏をしました。

〜 天山・演奏プログラム 〜

1.水の一滴〜故郷へ帰りたい(ビデオ「ウォーターアンドチャイルド コンサート」収録曲)

この曲は三峰川の水の一滴から始まった流れが、故郷みんなの生活を潤してい くという曲で、素晴らしい自然と故郷への憧れを映像と曲にしたものです。同期 したドラムやシンセサイザー、私のストラトキャスター(エレキ)、山内さんの 生ピアノが映像とピッタリ合った中、演奏しました。

2.小麦畑(CD「ガイア」「風の彩(いろ)」収録曲)

稲や麦が実ると、その風の通り道が筋になって見え、とっても素敵だった記憶 の曲です。
私はシンセサイザーのストリングスやコーラスを使い、山内さんのスタインウ ェイピアノがまるで風のように流れていきました。

3.ヒマラヤ杉のてっぺんで(CD「宙」収録曲)

これは何故かNHKとか番組中によく使っていただいている曲ですが、南アルプ スに登った時、三人で抱えるような天然唐松をみて曲にしたもので、タコマとい う小さなギター一本のみで演奏しました。

4.桜守の詩(CD「西へ」「風の彩(いろ)」収録曲)

子彼岸桜で有名な私の故郷でもある旧高遠町の桜を守る人々を表現した曲で、冬から桜が咲くまでの映像と雪がなくなって満開の桜が空を覆いつくすまでを音楽とで表現した曲です。
小さいころは母がお重を作って親戚中が集まりそれはそれはにぎやかなお花見でした。
こんな時期に雪が降ると桜の枝が折れたりで、桜がとても傷つきます。
桜守はいつも桜たちを気遣い、そして治療をほどこし、綺麗に咲いた桜たちにお礼肥えを与えたり、冬は藁で寒さから桜を守るという、まさに桜を守る桜守の願いや詩です。
私が弾いたのは「胡弓」と言われている楽器で、詳しくは二胡と言います。笛 はアイルランドの笛である「ティンウィッスル」というブリキの笛で、山内さん は生ピアノの演奏でした。

5.桜守の秋(CD「西へ」収録曲)

爽やかな収穫の秋を曲にしました。小さい頃お祭りが多くて一番好きな季節で 、ドラムやベース、私のフォークギター、そして山内さんのデジタルピアノのス トリングスで演奏しました。

6.どんぐりの行進(どんぐりの森(非売品)収録曲)

旧長谷村生まれで元気に養護学校に 通っていた池上けいた君にささげた曲です。現在この曲は伊那養護学校の第二校 歌のようになっており、入学式やら卒業式など学校のイヴェントでかかる度に、 子供達が歌って踊って大騒ぎする曲です。中には落ち込んだ時にこの曲を聴いて 自分を勇気づけている子供達もいるようです。今回、高遠小学校のコーラス部の 皆さんが先生のご指導のもと、この曲を寝る間を惜しんで練習してくれて、いっ しょに演奏できました。子供達は「アーユーレディー!」と声をかけると元気良 く「イェーッ!」と答えてくれて、私のフォークギターやドラムベースなどの同 期した音と供に山内雅子さんの透き通るような声とピアノ、そして子供達の元気 な声が合わさり、会場の皆さんも一緒に歌って、とても盛り上がりました。

この演奏が終わり「故郷大使委嘱式」が始まり、名誉市民の方々への礼状授与 とごあいさつ、伊那市各界の代表者のご挨拶、そして「ふるさと大使」で文化事 業プロデューサーの秋山智弘さんの「世界遺産の扉を開けた人々」という大自然 と人間との関わりをテーマにした講演会があって、とどこおりなく式が終了しま した。

演奏もとどこうりなく進むことができ、式典後は皆様からもいろいろご好評を 頂き、まずまずでした。
今後もこのような演奏形態でもっともっと気持ちの良いコンサートを目指して 行きます。
身近なところで天山のコンサートあった時には、是非足をお運び聞きに来て下 さい。